Cocoa：アプリケーションの起動について

UIApplivationクラスのメソッド

• application:willFinishLaunchingWithOptions
アプリケーション起動後、最初に実行する 処理を記述します。

• application:didFinishLaunchingWithOptions
アプリケーションが画面を表示する直前に 実行する、最後の初期化処理を記述します。

• applicationDidBecomeActive
フォアグラウンド状態に切り替わろうとしている旨をアプリ ケーションに通知します。ここには切り替わる直前の準備処理を記述します。

• applicationWillResignActive
フォアグラウンド状態から抜けようとしている際に呼び出さ れます。アプリケーションを一時停止状態にするための処理を記述します。

• applicationDidEnterBackground
バックグラウンド状態で動作しており、いつでも一時停止 状態になりうることを表します。

• applicationWillEnterForeground
バックグラウンド状態から抜けつつあるけれども、まだ アクティブにはなっていないことを表します。

• applicationWillTerminate
アプリケーションがもうすぐ停止することを表します。一時停 止状態であれば、このメソッドは呼び出されません。

Empty Applicationテンプレートでブロジェクトを作成した時

1. アプリを起動すると、まずmain.mのmain()関数が呼び出される
2. main関数で返される、UIApplicationMain()関数でAppDelegateクラスが呼び出される

int main(int argc, char *argv[])
{
    @autoreleasepool {
        return UIApplicationMain(argc, argv, nil, NSStringFromClass([AppDelegate class]));
    }
}

3. 初期化処理を経て、AppDelegateクラスのapplication:didFinishLaunchingWithOptionsメソッドが実行される
4. 最終的に画面にはapplication:didFinishLaunchingWithOptionsメソッドで初期化されたwindowが表示される

@implementation AppDelegate
- (BOOL)application:(UIApplication *)application didFinishLaunchingWithOptions:(NSDictionary *)launchOptions
{
    //windowを生成する
    self.window = [[InteractiveWindow alloc] initWithFrame:[[UIScreen mainScreen] bounds]];
    self.window.backgroundColor = [UIColor whiteColor];
    //windowを表示するメソッド
    [self.window makeKeyAndVisible];
    return YES;
}
@end